拡張機能でChromeのエンコーディング選択メニューを復活させる

Posted on 2017/01/11


文字化けで困った顔

このページはテキストエンコーディングというChrome 拡張機能のヘルプページです。同拡張機能はウェブページの右クリックメニューに、テキストのエンコーディングを変更するメニューを追加するものです。このツールはdeep-watchで生まれたおまけ製品でしたので、ヘルプページもここに置かれています。deep-watchの本業はより賢いウェブページ更新チェックサービスです。ご興味をお持ちでしたら、ホームページにもご一覧ください。

V0.51 の変更点

Chrome 72以降、HTTPヘッダーを変更するには、新たに権限を要求する必要があります。従って旧バージョンがChrome 72から動かなくなります。V0.51はChrome 72に対応したバージョンです。
 

V0.50 の変更点

V0.50 は2つ面白い機能を追加しました。

  1. 一生に一度でも使う見込みがない言語をメニューから削除できるようになりました。
  2. 既定義のリストにないエンコーディングを追加できるようになりました。

この2つをあわせて使うと、実用性を譲らずメニューを思い切りスッキリすることができます。下記はカストマイズしたメニューの一例です。

Chrome拡張機能テキストエンコーディングのメニューをスッキリした様子


ここからカストマイズの方法を説明します。

  1. ブラウザーの右上にある テキストエンコーディング拡張機能 アイコンをクリックし、ポップアップメニューから「オプション」を選びます。
    Chrome拡張機能アイコンから出たポップアップメニュー
  2. オプションページが開きます。「既定義のエンコーディング」のリストに、使わないエンコーディングをオフにすれば、その項目がメニューから消えます。一方、右にある「追加」ボタンを押せば、デフォルトメニューにはないエンコーディングを追加することができます。追加できるエンコーディングのリストはここにあります。 コード名は正しければ、言語名はなんでもいいです。誤ったコード名を入れても、ブラウザーが無視してくれますので、恐れず遊んでください。
     
    Chrome 拡張機能テキストエンコーディングのオプションページ
     
  3. 保存」ボタンをクリックしてから、ページを閉じます。
     

オプションページを閉じるまで新しい設定が効きません。 一方、同ページを再度開けばいつでも見直すことができます。
 

それでは、もっとシンプルな世界を楽しめましょう!


以下の内容は最初から説明していた情報です。

  • 選択されたエンコーディングは自動的に同一サイトのすべてのページにも適用されます。それをやめようとしたら、同拡張機能にある「自動判別」メニューを選んでください。
     
  • この拡張機能は、ウェブサーバーから受信したHTTPヘッダーを書き換えることによってエンコーディング変更を実現しています。したがってインストールするとき、Chromeから「アクセスしたウェブサイト上にある自分の全データの読み取りと変更」とのメッセージが出ます。それは上記の機能を動作させるために必要な権限なので、気にしないでください。
     
  • エンコーディングを変更すると、HTTPヘッダーを再取得するために、閲覧中のページが自動的に再読み取りをされます。サイトによって(例えば入力フォームでデーターを送信した後)、再読み取りをするとエラーが出るケースがあります。その場合、いったんエラーが出なかったページまで戻って、通常の手順でもう一度対象ページを取得しましたらエラーがなくなります。
     
  • もし効かなかったら、他にHTTPヘッダーを書き換えようとしている拡張機能がインストールされてないかご確認ください。Googleのドキュメントによると、同一ヘッダーに対して書き換えようとする拡張機能が複数存在する場合、勝ち抜けるのは一個だけです。
     
  • V0.4から、ローカルファイルのエンコーディングを変更することも可能となりましたが、拡張機能の設定画面でファイルのURLへのアクセスを許可しておく必要があります。

このツールはdeep-watchで生まれたおまけ製品でしたので、ヘルプページもここに置かれています。deep-watchの本業はより賢いウェブページ更新チェックサービスです。ご興味をお持ちでしたら、ホームページにもご一覧ください。

Last update: 2019/04/17